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錦戸 亮

錦戸 亮

Profile

1984年11月3日生まれ。大阪府出身。数多くのテレビドラマに出演。日刊スポーツ・ドラマグランプリ新人賞を受賞した「てるてる家族」(03~04/NHK)、「ラストフレンズ」(CX)など数多くのTVドラマに出演した後、『ちょんまげぷりん』(10/中村義洋監督)で映画初出演にして初の主演を果たす。その他の映画出演作品には『エイトレンジャー』シリーズ(12、14/堤幸彦監督)、『県庁おもてなし課』(13/三宅喜重監督)、『抱きしめたい-真実の物語-』(14/塩田明彦)などがある。

Comment

翻弄される主人公を演じるのは刺激的な体験でした

お話をいただく1週間前、たまたま原作を読んでいたんです。脚本を手渡されたときは、すごい巡り合わせだなと思いました。不思議なお話ですよね。現実にはありえない設定なのに、リアルな手触りがある。さまざまな過去を抱えた登場人物たちの中で翻弄されていく月末を演じるのは、とても刺激的な体験でした。これから日本では魚深市のような町が現実に増えていくかもしれません。正解がわからないまま“他者”を信じ、裏切られ、折り合いを付けなきゃいけない状況も出てくるような気がする。もしそれが自分だったら──?ご覧になった方の、そんな心の扉をノックしてくれる映画になっていると思います。

木村 文乃

木村 文乃

Profile

1987年10月19日生まれ。東京都出身。映画『アダン』(04/五十嵐匠監督)オーディションでヒロインデビュー。翌年の『風のダドゥ』(06/中田新一監督)では主役を務める。主な出演映画に『ポテチ』(12/中村義洋監督)、『ニシノユキヒコの恋と冒険』(14/井口奈己監督)、『くちびるに歌を』(15/三木孝浩監督)、『イニシエーション・ラブ』(15/堤幸彦監督)、『ピースオブケイク』(15/田口トモロヲ監督)、『スキャナー記憶のカケラをよむ男』(16/金子修介監督)、『RANMARU神の舌を持つ男』(17/堤幸彦監督)、『追憶』(17/降旗康男監督)、『火花』(17/板尾創路監督)など。公開待機作に『伊藤くんAtoE』(廣木隆一監督)がある。

Comment

意識したのは “心から笑えていない感じ”です

文は、退屈な地方都市に嫌気がさして地元を出たけれど、都会にも染まりきれず戻ってきてしまった女性。幼なじみでお人好しの月末を、「男の子って全然わかってないなぁ」とちょっぴりクールに見ています。演じるにあたっては、そういう“心から笑えていない感じ”を意識しました。初めて共演させていただいた錦戸さんは、普段から誰に対してもカジュアルで人懐こい方。私にはまるで、月末が物語から抜け出てきたように見えました(笑)。大変だったのはエレキギターの運指。吉田監督の音楽愛、バンドへのこだわりがすごくて...。歪んだギターの音が、文の心の叫びを代弁してくれている気がします。

松田 龍平

松田 龍平

Profile

1983年5月9日生まれ、東京都出身。『ご法度』(99/大島渚監督)でデビュー、その年の新人賞を独占する。『青い春』(02/豊田利晃監督)に主演以降、『まほろ駅前』シリーズ(11、14/大森立嗣監督)、『探偵はBARにいる』シリーズ(11、13/橋本一監督)、第37回日本アカデミー賞ほか、多数の主演男優賞を総なめにした『舟を編む』(13/石井裕也監督)、『殿、利息でござる』(16/中村義洋監督)、『モヒカン故郷に帰る』(16/沖田修一監督)、『ぼくのおじさん』(16/山下敦弘監督)、『散歩する侵略者』(17/黒沢清監督)などの話題作に次々と出演。公開待機作に、シリーズ三作目となる『探偵はBARにいる3』(吉田照幸監督)がある。

Comment

純粋さと凶暴性、極端な二面性を抱えて生きる

人と人が関わるということをじっくり見つめつつ、リアルな社会性も強く感じられて...。とても魅力ある脚本だと思いました。個性的な元受刑者たちのなかで宮腰という人物が特別な役割を担っていることも、しっかり伝わってきた。今回の撮影は、その意味を僕なりに見つける作業だった気がします。おそらく宮腰は、自分でも制御できない凶暴性と子どものような純粋さという、極端な二面性を抱えて生きてきた人だと思うんです。その二つの間で彼がなにを考え、どう揺れていくか。現場では監督の丁寧な演出に助けられて、そのポイントを細かく探っていきました。苦しいけれど、とても豊かな時間でした。

北村一輝

北村一輝

Profile

1969年7月17日生まれ、大阪府出身。独特な雰囲気と確かな演技力でバラエティに富んだ多くの作品に出演。主な出演作は『皆月』(99/望月六郎監督)、『日本黒社会LEYLINES』『龍が如く劇場版』(99、07/三池崇史監督)、『容疑者Xの献身』(08/西谷弘監督)、『テルマエ・ロマエ』シリーズ(12、14/武内英樹監督)、『日本の悲劇』(13/小林政広監督)、『劇場版ATARUTHEFIRSTLOVE&THELASTKILL』(13/木村ひさし監督)、主演作『猫侍』シリーズ(14、15/山口義高監督、渡辺武監督)、『相棒-劇場版IV』(17/橋本一監督)、『8年越しの花嫁』(17/瀬々敬久監督)などがある。

Comment

人間の持っている“どうしようもない変わらなさ”

6人の元受刑者のなかでも、杉山はとびきり人間くさい登場人物だと思います。ヤンチャで辛抱がきかなくて、おそらく逮捕される前と後でほとんど成長していない。ある意味、人間のどうしようもない変わらなさを象徴しているようで、非常に興味深いキャラクターでした。クランクイン前、吉田監督に「僕の演出はネチッこいですから」と何度も言われたんです(笑)。でも実際ご一緒したら、全然そんな感じはなかった。むしろ微妙な声のトンだったり台詞の間だったり、役者が一番知りたい匙加減を的確に示してくださった。おかげで単にチャラチャラしただけじゃない、大事な何かを造形できた気がしています。

優香

優香

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1980年6月27日生まれ、東京都出身。97年デビュー。2002年『恋に唄えば♪』(金子修介監督)で映画初主演、同作品で第26回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以降、テレビ、映画、舞台など様々なジャンルで活躍。近年の主な出演作に、『WOOD JOB!~神去なあなあ日常』(14/矢口史靖監督)、『ギャラクシー街道』(15/三谷幸喜監督)、『人生の約束』(16/石橋冠監督)、『オーバー・フェンス』(16/山下敦弘監督)など。

Comment

理江子の人生に漂う匂いを 生々しく伝えたかった

愛する人を殺して刑務所に入ったけど、やっぱり人を好きになるのはやめられない。つねに誰かが必要で、その誰かに出会ったら、年齢差など関係なく恋に落ちてしまう。理江子はそんな女性です。きっと存在そのものが色っぽいんでしょうね。演じるに際しては単純なエロティックさだけじゃなく、彼女の人生から漂う匂いが生々しく伝わればいいなと思いました。正直、難しかったです。どうしても悩んでしまう部分は、表情から台詞の温度感まで吉田監督に細かく教えていただいて...何とか乗り切りました(笑)。ずしんと重たいお話ですが、理江子の未来に何か少しでも明るいものを感じてもらえると嬉しいです。

市川実日子

市川実日子

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1978年6月13日生まれ、東京都出身。10代の頃からモデルとして活躍。雑誌「OLIVE」の専属モデルをへて、2000年『タイムレスメロディー』で長編映画デビュー。03年に映画『blue』(安藤尋監督)で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。主な出演作に、『嫌われ松子の一生』(06/中島哲也監督)、『めがね』(07/荻上直子監督)、『マザーウォーター』(10/松本佳奈監督)、『レンタネコ』(12/荻上直子監督)、『ぼくたちの家族』(14/石井裕也監督)、『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明総監督)、『三度目の殺人』(17/是枝裕和監督)など。

Comment

富山の空気感と監督の演出で清美という不思議な人物を少しずつ体感

吉田監督の作品を拝見した時に、「映画ってこんなにも人を映してしまうんだ」と感じたことがありました。役ではあるのですが、その役者の方の持つ人としての美しさが伝わってくるというか...。今回、監督が他の役者さんに細やかな演出をされているのを現場で見た時、うれしい気持ちになりました。もともと持っている何かを引き出しながら、違う面にも光を当てているような...。脚本では、清美はどんなものと繋がっているのか想像がつかない役でした。現場中はずっと水面を漂っているような感覚で、富山の空気感と監督の演出によって、清美という人物を少しずつ体感していけたように思っています。

水澤紳吾

水澤紳吾

Profile

1976年9月2日生まれ、宮城県出身。2004年に『マジックキッチン』(リー・チーガイ監督)にて俳優デビュ。13年の初主演作『ぼっちゃん』(大森立嗣監督)では、第23回日本映画プロフェッショナル大賞新進男優賞を受賞。主な出演作に、『SRサイタマノラッパー』シリーズ(09、10、12/入江悠監督)、『まほろ駅前狂騒曲』(14/大森立嗣監督)、『龍三と七人の子分たち』(15/北野武監督)、『怒り』(16/李相日監督)、『幼な子われらに生まれ』(17/三島由紀子監督)などがある。

Comment

弱さも含めて観客と地続きのキャラクター

『羊の木』に登場する元受刑者たちの中で、福元はわりあい身近に起こりうる罪を犯した人間です。その意味では、彼が持っている弱さも含めて、いわゆる普通の世界といちばん地続きのキャラクタだと思いながら演じていました。役作りではロケ現場になった魚津市の理髪店に前もって通い、カットの仕方も学ばせてもらっています。ハサミを持つ右手は何とかできても、左手の使い方がとにかく難しくて...。ちょっとノイローゼになりそうでした(笑)。初共演の錦戸さんは、とにかく真っ直ぐでやさしい方。もしあんな市役所の職員さんが実際にいたら、少なくとも福元はあの町で床屋さんを続けられる気がします。

田中泯

田中泯

Profile

1945年3月10日生まれ。東京都出身。74年独自の活動を開始。「ハイパーダンス」と称した新たなスタイルを発展。78年ルーブル美術館において海外デビュー。80年代、旧共産圏で前衛パフォーマンスを多数決行し国際的に高い評価を獲得した。映画初出演を果たした『たそがれ清兵衛』(02/山田洋二監督)で第26回日本アカデミー最優秀新人賞、最優秀助演男優賞を受賞。その後の出演作に『メゾン・ド・ヒミコ』(05/犬童一心監督)『八日目の蝉』(11/成島出監督)『永遠の0』(13/山崎貴監督)『るろうに剣心』京都大火編/伝説の最期編(14/大友啓史監督)など。

Comment

こういう人生もありえたかも、という怖さ

あるいは俺も、こういう人間になってたかもしれない──。台本を読んでそう思ったのを憶えています。私はたまたま田中泯という運命を生きていますが、もし大野のような境遇に生まれていたら、この物語が描いているような場所に行き着いていたんじゃないかと。芝居とは本来、“ありえたかもしれない、もう一つの人生”を生きる行為なのかもしれませんが、今回は特にそれが強かった気がします。価値観の違いを、人はどこまで許し合えるか。人間が人間として許せる限界はどこにあるのか。ふだん曖昧になっているそんな問いを、観客に突きつける映画でもあると思います。とても怖くて、魅力的な作品ですね。

中村 有志

中村 有志

Profile

1956年7月8日生まれ、福岡県出身。俳優の他にも、パントマイム、お笑い、音楽活動と、幅広いジャンルで活躍している。主な映画作品に、『愛を乞うひと』(98/平山秀幸監督)、『ユリイカ』(00/青山真治監督)、『パッチギ!LOVE&PEACE』(08/井筒和幸監督)、『ジェネラルルージュの凱旋』(09/中村義洋監督)、『100回泣くこと』(13/廣木隆一監督)、『殿、利息でござる』(16/中村義洋監督)などがある。

安藤 玉恵

安藤 玉恵

Profile

1976年8月8日生まれ、東京都出身。2007年に退団するまで劇団「ポツドール」の看板女優として活躍。近年は映画、TVドラマを中心に活躍。主な作品に、映画では『松ヶ根乱射事件』(07/山下敦弘監督)、『ぐるりのこと』(08/橋口亮輔監督)、『夢売るふたり』(12/西川美和監督、第27回高崎映画祭最優秀助演女優賞受賞)、TVでは「深夜食堂」シリーズ(09、11、14/MBS)、連続テレビ小説「あまちゃん」(13/NHK)など。

細田 善彦

細田 善彦

Profile

1988年3月4日生まれ、東京都出身。映画、TVドラマ、舞台などで幅広く活躍。主な出演作に、映画では『デトロイト・メタル・シティ』(08/李闘士男監督)、『僕の初恋を君に捧ぐ』(09/新城毅彦監督)、『終の信託』(12/周防正行監督)、『下衆の愛』(16/内田栄治監督)、TVでは「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」(12/TX)、大河ドラマ「真田丸」(16/NHK)、「逃げる恥だが役に立つ」(16/TBS)、「民衆の敵」(17/CX)などがある。

北見 敏之

北見 敏之

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1951年5月27日生まれ、東京都出身。75年に演劇集団「円」創立に参加。退団後は映画、TVドラマで活躍。主な映画出演作品に『スワロウテイル』(96/岩井俊二監督)、『トウキョウソナタ』(08/黒沢清監督)、『セカンドバージン』(11/黒崎博監督)、『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(12/土井裕泰監督)、『聖の青春』(16/森義隆監督)、『追憶』(17/降旗康男監督)、『写真甲子園0.5秒の夏』(17/菅原浩志監督)などがある。

松尾 諭

松尾 諭

Profile

1975年12月7日生まれ、兵庫県出身。2000年に俳優を目指して上京。主な出演作に映画『県庁おもてなし課』(13/三宅喜重監督)、『進撃の巨人』(15/樋口真嗣監督)、『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明監督、樋口真嗣監督)、『後妻業の女』(16/鶴橋康夫監督)、TVでは「SP警視庁警備部警護課第四係」(07/CX)、「デート~恋とはどんなものかしら~」(15/CX)、連続テレビ小説「ひよっこ」(17/NHK)など。

山口 美也子

山口 美也子

Profile

1952年2月3日生まれ、大阪府出身。自由劇場など数々の劇団を経て、77年にスクリーンデビュ。以後、映画、TV、舞台と幅広く活躍を続ける。主な映画出演作に、ブルーリボン賞助演女優賞、報知映画賞助演女優賞を受賞した『さらば愛しき大地』(82/柳町光男監督)、『われに撃つ用意あり』(90/若松孝二監督)、『渚のシンドバッド』(95/橋口亮輔監督)、『東京日和』(97/竹中直人監督)、『朱花の月』(11/河瀨直美監督)など。

鈴木 晋介

鈴木 晋介

Profile

1957年7月18日生まれ、東京都出身。関根勤が座長を務めるカンコンキンシアターに参加。主な映画出演作に、『王手』(91/阪本順治監督)、『黒い家』(99/森田芳光監督)、『ナイン・ソウルズ』(03/豊田利晃監督)、『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』(07/松岡錠司監督)、『ヴィヨンの妻』(09/根岸吉太郎監督)、『かぞくのくに』(12/ヤン・ヨンヒ監督)、『ぼっちゃん』(13/大森立嗣監督)、『舟を編む』(13/石井裕也監督)など。

深水 三章

深水 三章

Profile

1947年5月5日生まれ、熊本県出身。東京キッドブラザーズを退団した後、75年にミスタースリムカンパニーを立ち上げる。主な映画作品に、『楢山節考』(83/今村昌平監督)、『うなぎ』(97/今村昌平監督)、『カンゾー先生』(98/今村昌平監督)、『突入せよ!「あさま山荘」事件』(00/原田眞人監督)、『蝉しぐれ』(05/黒土三男監督)、『アウトレイジ ビヨンド』(12/北野武監督)、『謝罪の王様』(13/水田伸生監督)など。