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Comment

  • 集中力を数値化できるのならば、鑑賞中に、新記録を樹立したかもしれない。
    登場人物の一挙手一投足に勝手に怯え、安堵し、落ち着かない自分の心の物差しの不安定さ。
    私たちでは測れないものが確かに描かれている、真っ暗に光る一作。

    朝井リョウさん(作家)

  • 過疎の田舎町に6人の元殺人犯が移住してくるという導入から引き込まれる設定とスリリングな展開、あっと言う間の2時間でした。
    大小あると思いますが、何かしらの罪を背負って生きている僕らへの人間賛歌のような作品。
    主題歌の「死は終わりではない」のハマり方も最高でした。また見たいです。

    石崎ひゅーいさん(シンガーソングライター)

  • 松田龍平のゆるっとしながらも不気味な存在感に、一体、何者なんだ⁉
    冒頭からラストまで目が釘付け。クライマックスの錦戸亮とのガチンコ勝負は圧巻!!

    今祥枝さん(映画ライター)

  • こんな話でしょ、と油断していると想像もしなかった地平に連れていかれる。
    不安定な足場に観客を宙吊りにする吉田大八監督の演出は、いま日本で最もサスペンスフルだ。

    入江悠さん(映画監督)

  • 味わい深い。登場者たちの些細なしぐさ、セリフに思わず「クスッ」となる。繊細な作りだ。そして場面は繊細な「日常」からダイナミックな「非日常」へ。観る者が呆気にとられるような「非日常」、それへの移行がとても自然なのはやはり繊細に作られているからだろう。のどかで、しかし緊張感あふれる世界に、やさしく、強引に(いざな)われる。

    岩明均さん(漫画家「寄生獣」「ヒストリエ」)

  • 地方都市が抱える行政問題、家族、友人、恋人、奇妙な祭り。
    歪な人間関係にラストまで引き込まれてしまった!壊れた世界観が面白い。

    江口洋介さん(俳優)

  • わたしたちが普段目にしている風景や人や物事が、そういえば何もかもがこんなにも不気味だったのだと思い出させてくれる本当に恐ろしい作品。この世はすべて不気味で出来ている。

    榎本俊二さん(漫画家)

  • 不穏としか表現しようがない、登場人物ひとりひとりが放つ瞳の奥の荒涼とした炎。
    揺れ動く心のありようの“先”すら見据えていた吉田大八の非凡さに、今更ながら驚きを禁じえない。

    大塚 史貴さん(映画.com)

  • 主演を務めた亮ちゃんについて。アイドルとしての亮ちゃん、バンドマンとしての亮ちゃん、タレントとしての亮ちゃん、そして今回は役者としての亮ちゃん。その全てに共通しているのは、細やかな目線の遣り方や声量・呼吸が「自然」で美しいことだと思います。今作でも亮ちゃんの「自然」が月末一という男に人格を灯しているのだと感じました。普段は「錦戸さん」と呼んでいますがコメントの中ならいいかなと思って「亮ちゃん」って呼んでみました。ありがとうございます。亮ちゃん。

    岡崎体育さん(シンガーソングライター)

  • 人間の滑稽さ、おそろしさ、やさしさ、冷たさ、温かさなどすべてが濃縮されて描かれていて、人間ドラマとしてとても興味深いだけでなく、サスペンス映画、ミステリーとしても最後まではらはらどきどき楽しめました。

    越智啓太さん(法政大学・犯罪心理学)

  • 友達になるきっかけなんて、何でもなかったりする。
    友達を信じている根拠も、フィーリングだったりして。
    たくさんの他人と出会う社会の中で、その人を《何となく受け入れられた》のは何故なんだろう。
    映画序盤、羅列される出会いのシーンに1つだけ紛れた、そんな何気ない瞬間に心を掴まれた。
    自分の親友との出会いを思い出していた。

    Base Ball Bear 小出祐介さん(ミュージシャン)

  • 他人を受け入れる気持ちは心の何処に在るのか、を何処かに実在しそうな6人に自分の身の回りの他人を重ねながら考えてしまいました。

    小春さん
    (チャラン・ポ・ランタン/アコーディオン弾き)

  • 狡猾な細田善彦に胸が騒ぎ、男気あふれる安藤玉恵にシビれ、慈愛深い市川実日子にキュン死に。受けの芝居に徹した錦戸亮がひときわ輝かせた、名バイプレイヤーたちの競演に酔いしれる幸せな時間。

    柴田メグミさん(フリーランスライター)

  • 人間という生き物も感情も、ひとくくりには語れない。その真実と向き合わせ、胸をざわつかせる吉田大八ワールド。優香という女優の凄さを目の当たりにした興奮が止まらない。

    杉谷伸子さん(映画ライター)

  • お腹がよじれるほど、笑い過ぎて涙。人々のあらぬ誤解に悔しくて涙。信じてくれる人の存在にキュンときて涙。最後はあまりの恐怖に瞳孔、開きっぱなしで涙がだだ漏れ。2時間6分。目頭、押えっぱなしでした。

    髙山亜紀さん(フリーライター)

  • この映画の面白さは、そのおいしさをどういう言葉で説明したらいいのか悩んでしまう料理のようだ。
    不思議な味わいの前菜からガッツリとくるメインまで全くあきることなく過ぎてしまう時間。
    こんなにおいしくかつ、独創性のある映画にいきなり出会ってしまった驚きと喜びはやっぱり言葉では説明できない。

    立川直樹さん(プロデューサー/ディレクター)

  • 錦戸さんの抑えた演技がこの映画を成功へ繋げました。木村さんのギターと松田さんの「友達として?」という言葉が、ふれてはいけない何かにふれてしまったように、今も心に突き刺さっています!!

    辻井清さん(ぼのぼの担当編集者)

  • 釜山映画祭でキム・ジソク賞を受賞した吉田大八監督の並はずれて優れた作品。夢中になってしまういくつもの人間物語と、誤った社会的な実験の驚くべき結末とを、完璧なバランスで描いている。そこには、魔法と神話があり、仕事やセックス、殺人といった日常的な問題の描写の中に素朴なリアリズムがあり、吉田監督ならではの皮肉がこもったユーモアが散りばめられている。傑作だ!!

    トニー・レインズさん(映画評論家)

  • 当たり前のように善の側に立ち、悪らしきものを見つめる目線にこそ、無自覚な悪が潜んでいる。
    本作は、特別な悪人による悲劇なのではなく、普通の人々が抱えた善と悪が浮き彫りになる踏み絵だ。

    中井 圭さん(映画解説者)

  • 本当に罪深いのは、元殺人犯の6人か?
    それとも、映画を観ながら“何か起こるかも”と思ってしまう観客か?
    試されているのは、彼らではなく“私たち”かもしれない。

    中谷祐介さん(ぴあ映画生活)

  • おどろおどろしい音楽と共に始まるこの映画。
    これは一体何の話?と思いながら観ていくと、何とも苦くて苦しい。
    ずっと苦虫を噛み潰したような顔で見ていた気がします。
    最後まで読めないストーリー。ラストに向けての展開は鳥肌が止まらない!

    夏菜さん(女優)

  • 冒頭から引き込まれた。こんな設定を考えついたら面白くなるに決まっている。
    一級品のブラックユーモアと無言の圧でゆっくり恐怖が忍び寄る。
    ミステリーホラー仕立てにしてもヒューマン。
    後味も爽やかな秀作です。

    新田たつおさん(漫画家)

  • 我々は見知らぬ他者とわかりあえるのか。差別や移民問題で揺れる現代社会に光をあてつつ、上質なユーモアと緊張を与えてくれたスタッフの勇気と職人技を称えたい。

    深町秋生さん(ミステリ作家)

  • ハッとした。これは観客全員のことではないか。隣人の顔も知らない今、お前は誰と会話できるの?と基本から問われた思い。来たるべき移民問題も頭によぎる。とんでもない仕掛けにハマってしまった。

    プチ鹿島さん(時事芸人)

  • 信じ切るのは怖い。だからといって根拠ある偏見は許されるのか?
    得体の知れない恐怖を鎮めるための、レクイエムのような映画だと思った。

    古市憲寿さん(社会学者)

  • むちゃくちゃ面白かった。
    コメントでこんなこと書くとおべっかみたいですが、むちゃくちゃ面白かったです。
    人と人が出会うだけでなんでこんなにゾワゾワするんだろう。
    前田と武文も観た方がいいぞ!桐島くん誘って。

    前野朋哉さん(俳優・監督)

  • 罪の償い方は人それぞれ、何を信じるのかも人それぞれ、そして、愛も金も友情も、その優先順位は人それぞれ。
    『羊の木』は更正のあり方を問いながら、我々の人生のあり方をも問うている。

    松﨑健夫さん(映画評論家)

  • 元受刑者たちに振り回され、終始ブレブレの錦戸亮がいい!
    妖艶な女性が老人と交わすキスは策略か、純愛か?
    友達を信じきれないのは罪のせいか、嫉妬のせいか?
    主人公と同じように、思いきり翻弄されながら観るのが正解だと思う。

    黛 木綿子さん(映画ナタリー 副編集長)

  • 一見、淡々とした映像が恐るべき緊張を孕んでいる。さざ波も立たない田舎町の日常に六つの小石が投じられ、波紋が拡がっていくのを描くのには最適だ。そのうち、根源悪とか、聖性とか、神話とか異様なものが湧いてくる。この映画は小さな役まで難しい。その難しい役を巧者たちがこなしている。短い間に三度見たが、まだ見飽きない。

    宮崎哲弥さん(評論家)

  • さりげない小さな町の話。静かに静かに進むストーリーの内側に見える狂気。どんどん引き込まれてしまった。最後に流れた曲「DEATH IS NOT THE END~死は終わりではない」の不穏感にシビれた。

    勝手にしやがれ 武藤昭平さん(ミュージシャン)

  • まったく新しい司法のありかたに思わず膝を打ち、その行く末に息を呑んだ。
    このアイデアで小説を書きたかった!

    薬丸岳さん(作家)

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